米国ビザについて

米国ビザについての基本情報

非移民ビザと移民ビザ

【非移民ビザ】

「非移民ビザ」の方は、移民以外の目的で一時的にアメリカに入国する外国人に発給されます。このビザにはAからVまでの種類があり、さらにB-2やH-1BなどのようにAからZまで、数字で細分化されています。「非移民ビザ」はあくまで「一時的に」「特定の目的」で滞在することを条件に許可されたビザであるため、その期間や目的が変更したり達成した段階でビザは失効となります。例えば学校で勉強するためにFビザを取得した場合、学校を卒業した段階(猶予期間はあるものの)でビザは失効します。また日本の会社の現地法人に重役として派遣された場合(Eビザなど)も、現地法人が撤退したり、米国の会社に売却されれば事実上ビザの効力は失われることになります。

 

【移民ビザ】

アメリカのビザを大別すると、「移民ビザ(Immigrant Visa)」と「非移民ビザ(Nonimmigrant Visa)」にわけられます。「移民ビザ」は、アメリカに永住する外国人に発給されるビザのことです。このビザ保有者には通称「グリーンカード」と言われるピンク色のレジデントエイリアンカードが発給され、選挙権など一部の権利を除いて、ほぼアメリカ人と同様の権利を与えられ、アメリカに居住する限り、自由に暮らせる、働けることになります。この移民ビザは、別名「永住権」と呼ばれます。

たまに誤解されている方がいるようですが、永住件を取得するということは、アメリカ人になるということではありません。永住権を手に入れてから5年経つと(アメリカ人と結婚した場合は3年後)、希望する場合は、アメリカ人(市民)になる申請を行うことができます。申請手続き後、帰化試験を受けて、アメリカ市民になることができます。アメリカ市民になると、選挙権が得られる他、親や兄弟などの家族の永住権を申請してアメリカに呼び寄せることもできます。

2023/06/26   abctokyo
< 前の記事     一覧へ     後の記事 >